こんにちは、千曲ねこの会です!
猫コロナのお話、後編です。
前編はこちらからどうぞ↓
昨年の秋、当会で保護した子猫をHさんに譲渡しました。
ずっと元気だった子ですが、残念なことに突然FIPを発症してしまったそうです。
現在FIPは、不治の病ではなくなっています。
しかしそれには、金銭面や法律面などさまざまな困難があります。
「それでも愛する猫を助けたい!治して、FIPを発症した猫たちの希望になりたい!」
そんな思いで、Hさんはクラウドファンディングを始められました。
以下、里親さんのご挨拶をお読みください。
初めまして。FIPを発症した福の家族のHagaと申します。
我が家には現在ちび(メス・7歳)、モカ(メス・10ヶ月齢)、福(オス・5ヶ月齢)がいます。福は元々保護猫で、2020年11月頃に私たちの家族になりました。
福は人が大好きでとにかく人懐っこい性格です。肩の上や背中の上、隙があれば飛び乗ってゴロゴロと喉を鳴らして甘えてきます。そして好奇心旺盛で、よくモカと一緒に家の中を走り回ったり家中を散策していたずらばかりしています。
そんな純粋で健気な福の成長をこれからも当たり前にそばで見守っていけると思っていました。そんな矢先、猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症してしまい福に残された期間は1ヶ月というあまりにも短すぎる時間でした。
FIPを発症したどの猫ちゃんもきっとそうだと思いますが、あまりにも突然のことでした。
(新薬)「MUTIAN」の存在を知ったときは、とても高額で金銭的に厳しいということに加え、日本では不認可という点から不安もあったため諦めかけていました。
しかしMUTIANの存在と同時にクラウドファンディングという方法があることも知りました。
金額を理由に福の命を諦めたらいつか必ず後悔するだろう、と家族でもう一度話し合いをしてMUTIAN、そしてその薬の費用を賄うためのクラウドファンディングにかけてみようと決断いたしました。
以上が、今回のプロジェクトを立ち上げた理由です。
福君の経過につきましては、福ちゃんのインスタをご覧ください。
ここで改めて詳しくFIPについてお伝えします。
【猫伝染性腹膜炎(FIP)とは?】
FIPとは、多くの猫が持っている猫腸コロナウイルスが何らかの原因によって猫伝染性腹膜炎ウイルスに変異し、様々な症状を引き起こし、最終的には命を奪う病気です。変異を起こす原因はまだはっきり判明していません。
FIPは1歳未満の子猫で発症することが多く、致死率はほぼ99%と言われている非常に恐ろしい病気です。症状は2つのタイプが見られ、ウェットタイプとドライタイプがあります。
◯ウェットタイプ
ほとんどの子がウェットタイプの症状を発症します。具体的な症状は体重減少や発熱、元気がなくなる、そして胸水や腹水が溜まって肺を圧迫することによって呼吸困難を引き起こします。
◯ドライタイプ
ウェットタイプと同じように、体重減少や発熱、元気がなくなる、そしてぶどう膜炎や虹彩炎など目の症状、脳内に炎症を起こして神経症状を引き起こします。
※現在感染が拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)とは別物のウイルスです。
福君を助けることで、FIPに苦しむ猫ちゃんや飼い主さんにもつながっていくと信じています。
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