上山田温泉自治会連合会、地域猫活動を始めて4年半

こんにちは、NPO法人千曲ねこの会（Instagram）です！

上山田温泉自治会連合会が、地域猫活動を始めて4年半となりました。

まず最初に「地域猫活動」について

地域猫活動は、捨てられた猫が生きていくための活動では、ありません！
動物の愛護及び管理に関する法律により、愛護動物を遺棄した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処することとされています。

地域猫活動をしているエリア＝猫を遺棄してもよいということにはなりません！

上山田温泉自治会の地域猫活動について

未手術の飼い主がいない猫に不妊化手術を施して、地域猫にする活動は、通算13回目です。

今回温泉に11区ある区長の入れ替えがありましたが。お子さんが育成会時代に参加された区長さんから、初参加の区長さんに「あの時は、たくさん捕獲されたよ！(最高記録17頭の日)」と話されていました。

「猫が減ったよね~。」と、誰もが仰り。
また繁殖地であった建物がどうなったか心配される方もいらっしゃり。皆さんの中に地域猫活動が定着しているのを感じました。

それもそのはずです。
執刀医をお願いしている「しんけん動物病院」松木先生が、冒頭の挨拶で「これまで上山田温泉では、95頭の猫を不妊してきました。」と仰いました。

猫は、1回数に3~5頭は、出産します。

不思議なことに上山田温泉の取り組みでは、ほぼ半数がオス、半数がメスでした。

平均産まれるのが4頭として、約45頭をメスとした場合。45頭×4頭=180頭の子猫が産まれなかったことになります。
いや、本当は200頭近くかもなのかもしれません。

かつて季節になると、子猫があちこちで飛び回ったり。町の皆さんのおしゃべりの中に「また屋根裏で子猫産んでたよ~。」
と上がった時代もありました。

今では、そのような光景は見られません。

今回の活動について

今回は、担当区域を決めて活動しました。
担当区域の設置が終わっても、皆さん興味深げに次の担当区域に捕獲機を運ぶ車についていく。賑やかな行脚となりました。

住民の方からの情報を元に、新たな未手術猫のいる場所に伺うと、確かに新しいオスが。一体どこからやって来たのか…？
猫は、突然現れた集団に驚いていましたが。餌を与えて見守っていただいている場所から、離れようとしません。
捕獲の為に給餌を控えていただいたため、無事捕獲できました。

結果今回オス1頭。
しかし春先に子猫を産んだいうメスと、ずっと捕獲機にかからないオスが、またもや捕獲できませんでした。
引き続き住民の方の協力を得ながら、不妊手術を施していきます。

地域猫活動には、啓発と周知が欠かせません。
今回千曲市環境課のご協力も得て、貼り紙の交換も行いました。
「千曲市・上山田温泉自治連合会」の連名は、初めてです！
この4年半の活動で、地域の皆さんもマナーを守った管理をしてくださっていますが。
地域外からのマナーを守らない餌やりにも、悩まされていいます。
どうかこの貼り紙を見て、地域外の方の餌やりは、控えていただくようにお願いいたします。