こんにちは、NPO法人千曲ねこの会 です!
さて、プロジェクトに参加した後編のお話です。
先日対応したお宅も、高齢のご両親をお一人で支えている状態の中、お父様の可愛がっていた猫1頭が妊娠。そこから、猫の繁殖がはじまり。高額な手術代金が払えないまま、一気に猫が増えていき、手だてがなかったとおっしゃっていました。
訪ねても、なかなかご本人にお会いできないなか、ご両親が高齢という視点から、民生委員様→地域包括センターにつながりました。
そしてご本人への働きかけをしていただき、いろいろお話をお聞きすることで手術に繋がったという好事例となりました。
松本市保健センターの佐藤美由紀さんからは、「終生飼養という認識の整理」を題にお話をいただきました。
「終生飼養」は、法律にも明示されており、一般の飼い主の方も守らなければいけない事項です。それには、飼うまえにずっと飼えるかをまず考える必要があること。
保健所に持ち込まれる事例は、どれも飼い主の都合によるものだと、ご自分の経験も含めながらお話をされていました。
保健所では、里親希望者に譲渡の流れをお話しして、終生飼養について丁寧に段階を踏みながら譲渡に繋げていますとおっしゃいってました。
最後に、適正飼育や終生飼養について普及啓発に取り組むことが必要と締めくくられました。殺処分に繋げない。その思いを感じました。
こちらのワークも、なかなかむずかしいテーマで時間がかかりました。
まず、参加者自体に終生飼養という言葉を知らなかった人が多く、多くのボランティアが譲渡前にもうけているトライアルの期間や必要性をご存知なかったことに驚きました。
動物たちを命としてあつかうこと、終生飼養ができない人は「飼わない」という選択もあります。
そもそも動物愛護には、
『「適正に飼養 及び保管するためのみでなく、人の生命を尊重し、友愛と平和の情操を高揚する上 にも極めて大切なものである。」 という意味合いがあるのでは?』というお話もありました。
最近私たちの会にも、高齢のために飼えなくなる、家族も猫の飼育を引き継いでくれない。そもそも身寄りがないという相談も寄せられます。
私たちの心を癒してくれる動物たち。
しかしそのためだけに生きているのではありません。その命を幸せに最後まで見守る責任、それができなければ自身で誰かにつなぐ責任が、どんな状況でも誰にもあるのです。それが私たちに癒しを与えてくれる動物たちへの恩返しではないでしょうか。
最後にセルフネグレクト、終生飼養という言葉は、専門家である人ですらその概念、背景意味を詳しく知らない人いる。その意味を最前線で対応しているみなさんと共有でき。有意義な時間でしたと、締めくくられました。
この現状を私達ボランティアや、行政、福祉関係者のみならず、一般の多くの方に知っていただきたい。それを知る私たちは、発信する役目があると強く思いました。
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